キッチンに勝手口なんていらない!と、最近強く思うようになりました。でも、ご近所の戸建を見て回ると、9割がた勝手口がついてます。戸建=勝手口。わたしだけでなく、みなさんも一戸建てには勝手口があって当たり前だと思っているんですよね、きっと。誰の影響なんだろう・・・サザエさん?そーいえば、サザエさんの家には勝手口があったような・・。
もしも今、戸建を検討中で、勝手口っているのかな~と迷っていらっしゃる方がいたら、「勝手口、いらないから!」とお伝えしたい!わたしが思う勝手口のデメリットを6つ、書いていこうと思います。
勝手口は暑いし、寒い!
11月に入り、ぐっと寒くなってきました。寒い生活は我慢ならないので一晩中エアコンをつけっぱなしです。おかげで朝6時でも寝室は19度、リビングは21度にキープできていますが、キッチンだけは寒い!足元にさ~~~~~っと冷気を感じるんです。その原因はずばり勝手口!!
勝手口にもいろんなタイプがあると思いますが、我が家は一面ガラスです。ガラスは冷気を通しやすいです。
さらに、勝手口によく採用されている上下開閉タイプの窓。これが諸悪の根源でして、冬だとこの窓の合わせ目(?)からさーーーーっと冷気が吹き込んできます。(追記:寒さ対策に隙間風テープを貼りました「勝手口ドアの隙間風対策:すきま風テープを貼ってみた」)
じゃぁ、夏は風が入って涼しいのかといえばそうではなく、ガラス面が熱せられて暑い暑い!キッチンに大量の日光と熱が入り、ゴミが臭う原因になっています。
勝手口のドアは重いし、開けにくい!
キッチンに勝手口ってなぜかつけるもんだと思い込んでいたもんだから、ドアの性能についてノーチェックでした。入居して初めて勝手口を開けてみてビックリ!まぁ~なんて開けにくいの!!
メーカーにもよるかもしれませんが、まず重い!それに、90度開けないとドアが固定されないから、少し開けて外に出るってのが難しい。
なぜ少しだけ開けるのって?わたしの腕が短くて、ドアを全開にすると外に飛び出してしまいそう!それから、夏場は虫を入れたくない!我が家はもうほとんど勝手口ドアを開けない生活ですが、主人が庭に水やりをするときだけ、勝手口から出入りをします。そのとき必ず何かしら名の知れぬ生き物が部屋に入ってきます。飛ぶ系はあまりないのですが、にょろにょろ系(汗)。
もちろん玄関ドアからも虫は入りますが、玄関ドアより勝手口ドアからの侵入のほうが圧倒的に多い!思うに、玄関ドア周りはタイルポーチになっているから虫が寄り付かないのに対し、勝手口ドア周りは砂利敷きだし、畑が近いから虫が多いのではないかと・・。
勝手口に土間がなければスリッパを履きにくい!
さらにね、勝手口ドアってスリッパや靴がとにかく履きにくい!土間がない我が家のような勝手口のタイプだと、ドアを開けると一段下がった場所に小さなポーチがある場合がほとんど。で、この一段下がった場所にあるスリッパを履くのが一苦労!
実際にやってみるとよくわかると思うのですが、重いドアを片手で支えながら、不安定な体勢で、片膝を微妙な角度に曲げつつスリッパを履くのはかなりの重労働です。体幹と左足が鍛えられて運動にはなるけど・・。
それにこのスリッパ、当たり前だけど雨が降ればずぶ濡れ、風が吹けば飛んでいきます。よくポーチから吹き飛んで下に落ちてます。それを拾うには、結局玄関から靴を持ってきて履くしかないんですよね。いやもう勝手口で靴履くの大変だから玄関から靴履いて勝手口に回っていきますよ。なんのための勝手口なのか・・って。。。
じゃぁ、土間があればいいのかって話ですけど、冬は寒いよね、きっと。それに場所を取るから、我が家のような狭い家ではスペースの使い方としてはもったいないです。
ゴミを外に出さない生活のほうが快適
そもそもなぜキッチンに勝手口をつけたのか?戸建には勝手口っていう先入観があったのも確かだけど、なんとなく戸建だとゴミを外に出すもんだっていう先入観もあったから。実家でもそうしてたし。
でもね、外に置く生ごみペールって開けると臭いよぉ~。とても毎日何度も嗅ぎたい臭いではないです。それに外にゴミ箱を置けば虫も寄ってくるし、虫が湧くこともあるしね(汗)。勝手口ドアを開けた瞬間に虫が入ってくることもあるし。
だいたい、寒いとき、暑いときに外に行くのってうんざり。冬の日没は早いから、夕飯後にゴミを捨てに出るときには外は真っ暗。何かしらの外灯が必要になりますね。
それに、勝手口ドアの上についている小さな屋根、こんなもの何の役にも立ってないの。雨除けには全然大きさが足りない。それどころか、雨が降ってるときにほんの少し風が吹けば、キッチンに雨が入ってきてずぶ濡れになっちゃいます。
そんなわけで、我が家では生ごみは臭わないゴミ袋を使用しています。これで生ごみは全然臭いません!本当に優れものなのでオススメです。
勝手口のドアって掃除が大変!
もうひとつ勝手口ドアの厄介な点は、掃除のしにくさ!勝手口ドアにもいろんなタイプがあるので一概には言えないのですが、防犯の観点から我が家のようにあみあみがついているドアって多いと思います。これがあればガラスを割っても泥棒さんは入ってこれないので。
しかし、このあみあみが汚れを溜め込みます。拭こうにも拭きにくいので、ケルヒャーでじゃぁ~~~っと水かけて終わり。そして、水で流された汚れは、サッシに溜まる(涙)。頑張って拭いたり、水で流したりするわけで、普通の窓よりは掃除に時間がかかります。
勝手口って見た目が悪い!
そして、わたしが勝手口ドアやめればよかったーーと強く思う最大の理由がこれ!勝手口って本当に見た目が悪い!!
いやね、もちろん素敵な勝手口ドアってありますよ。もう一つの玄関ドアって感じで、ペンキ塗りドアとか、無垢材ドアとか、とっても憧れます。
でも、メーカーが普通に取り付ける勝手口ドアって、我が家のようなアルミ製で、あみあみで、いかにも裏口風で、なんとも格好悪い。
このドアがまだ家の目立たない場所にあるならまだしも、我が家の場合は、南側の一番目立つ場所につけてしまいました。すんごい不恰好・・・。
我が家だけでなくて、ご近所さんをみていても、道路から一番よく見える華やかな場所に勝手口ドアがあることって多いんですよね。なぜか玄関から2メートルと離れてない場所に勝手口ドアがあったりする場合も・・・。
せっかく玄関を素敵にまとめてあるのに、すぐ近くに裏口があるのってなんだかもったいない・・。
まとめ
我が家のお隣さんには珍しく勝手口がありません。でも、ゴミを外に出す生活をされています。どこから出入りしているかというと、掃き出し窓から。掃きだし窓に大きなタイルデッキとその上にこれまた大きな屋根をつけてあるの。スリッパも並べておけるし、子供たちの遊び場にもなるし、洗濯も干せるし、ゴミも出せるし。考えてあるな~って感心しちゃいました。
反対に、道路からよく見える場所に勝手口ドアがあるお宅からは、ヨレヨレの服を着たご主人がヨタヨタと出てくるのを何度かお見かけして、なぜか見てはいけないものを見てしまったような気になりました。
どうしても勝手口が欲しい!という場合は、人目につかない場所で、かつ大きな屋根がある駐車スペースなどにくっつけるといいのかなと思います。あと、スリッパがおける土間も欲しいかな・・・。
勝手口の活用法はあまり考えてないな、という方にはぜひ勝手口なし!をお勧めします。勝手口の代わりに掃きだし窓から出入りするほうが便利ですよ~。