ダイニチのハイブリッド式加湿器を使用し始めて2シーズン目に入りました。4代目の加湿器となりますが、これまでのなかで一番お手入れが大変です。
頑張って掃除してきましたが、2シーズン目の途中でフィルターを交換しました。お値段2本で3400円・・・高額です。
それでも使用するだけの価値がある加湿器ですので、頑張ってお手入れして使い続けています。良い点も悪い点も含め、商品サイトだけではわかりにくかったお手入れ事情をまとめたいと思います。
ダイニチの加湿器はお手入れが大変!
2年ほど前に↓の加湿器を購入しました。
2階の吹き抜けに置いて、これ1台で家中を加湿できないかと考えて容量が大きいものを選びました。結果としては1台で家中を加湿というのは無理でしたが、冬はこの加湿器が必需品となりました。
お手入れは、「お手入れサインが点滅したときに、抗菌気化フィルター・トレイのお手入れをする」と記載されています。そして、「お手入れの2回に1回は、クエン酸で洗浄する」となっています。
この「クエン酸で洗浄する」ですが、「ぬるま湯にクエン酸を溶かし(4Lあたり大さじ2杯半)、抗菌気化フィルターを30〜2時間浸ける」と書かれています。
これがわたしにとってはとても大変で、毎回ストレスです。まず、クエン酸水を作るのが面倒くさい(汗)。水道からぬるま湯を出すのが時間かかる(我が家は配管内の捨て水が多いんだな)。4Lをはかって2杯半のクエン酸入れて、足りないからもう少しお湯足して・・・。そもそも、このお手入れのために用意したプラスチックの箱を取り出すのも面倒くさい。保存にも場取る。
ようやく作ったクエン酸ぬるま湯にフィルタをどぽん・・・浸けること2時間。クエン酸水の臭いがキッチン中に漂って臭い。2時間も大きなプラスチックケースがキッチンにあるのが邪魔!お手入れ中は加湿器を使えないので、その間の室内湿度はグングン下がって顔がパサパサのカピカピっ!
ようやくクエン酸洗浄が終わってフィルタを加湿器にセットしてスイッチON!丸1日、家中がクエン酸のすっぱ〜〜〜い臭いで包まれます。
お手入れをしないとどうなるか
あまりにクエン酸洗浄が面倒なので、一度フィルタの掃除をしないで放置してみました。そのうち臭くなるのかなぁ・・・と思っていたのですが、2ヶ月もしないうちにもっと重大な問題が起こりました。
タンクの水が減らない!つまり、クエン酸掃除をしないと加湿しなくなるのです。加湿器なのに〜。
ダイニチの加湿器はフィルタの寿命が意外と早い!
おやつをあげないとお手をしない犬のように冷たい仕打ちをしてくるダイニチの加湿器。。わかりましたよ、おやつ・・ではなく、クエン酸洗浄、ちゃんとやります!
ということで、お手入れランプ2回で必ずクエン酸洗浄をするようになりました。しかし・・・、
2シーズンも半ばでしっかりクエン酸洗浄しても加湿しなくなりました。フィルターが汚れすぎて水を吸い上げなくなったのです。こうなったらもうフィルターを交換するしかありません。(末期のフィルター↓)
そして、新たに購入したフィルターはこちら↓お値段3400円。先日追加で購入した超音波式の加湿器は3000円だったんですけど〜!
ダイニチ加湿器の商品サイトには、「月に1回クエン酸洗浄することで最大5シーズン使用できます」と書かれています。わたしはこれを「フィルターは5年使用できる」と捉えていました。ところが、よーーく商品説明を読んでみると、↓の注意書きがありました。
1シーズン6カ月、1日8時間運転、水道水の硬度50mg/L(全国平均値)の場合
しまった・・・我が家は1日8時間どころから24時間フル稼働です。つまり、フィルターをしっかりクエン酸洗浄しても、フィルターを使用できるのは5シーズンではなく、約1.6シーズンだったのです。今回、2シーズン目の途中でフィルターを交換しなくてはならなかったのは、まさにフィルターの寿命だったのです。
乾燥シーズン中24時間フル運転ならフィルタは毎年購入がおすすめ
我が家のように24時間フル稼働にするなら、ダイニチ加湿器のフィルターは1年ごとに交換がいいと思います。
というのも、シーズン終了時にはしっかりクエン酸洗浄するのはもとより、今度は保管のためにしっかり乾かすという作業も入ってきます。外に置いておけば乾くんですけどね、外に置いたフィルターのことを1〜2日は頭の片隅に置いておかないといけません。あー面倒。
そして、次シーズン、ちょっと汚れたフィルターをセットして加湿器の運転を始めるわけですが、すーーーーっぱい臭いが家中に充満します。これは前シーズン末にクエン酸洗浄したときのクエン酸の臭いなのですが、正直これがカビの臭いなのかどうか最初はわからずドキドキしました。
24時間運転していればどうせ次シーズンの数ヶ月のうちにフィルターは寿命が尽きます。だったらシーズンの最初を新品のフィルターで気持ちよくスタートしたほうがいいかなと思います。
ダイニチの加湿器のメリット
これまで散々「ダイニチの加湿器は掃除が大変!」と書いてきましたが(ダイニチさんごめんなさい)、それでもメリットもあるわけで、だから使い続けているわけで、その理由も書いておこうと思います。
加湿力が高い
我が家で使用している加湿器では、タンク2本(12L)の水がほぼ半日で空になります。1日で4本(24L)の水が空になっていて、加湿器の周りは濡れてもおらず、近くの窓もそれほど結露していないので、うまく家中に湿気を撒いてくれているのではないかと思います。
ものすごく乾燥している日だと我が家は湿度が20%、ひどいと18%になることもあるのですが、ダイニチの加湿器をつけていると30%を切ることはありません。
静か
我が家のダイニチ加湿器はかなり大きいのですが、それでも「静音」モードで運転すればかなり静かです。パソコン作業をしているぐらいでは気になりません。近くで寝るのは難しいかもしれませんが、隣の部屋でつけっぱなしにしておくぶんには大丈夫です。静音以外のモードでは音が気になりますが、それもこのサイズだから仕方ないのかなと思います。
臭いがしない
ダイニチの加湿器を使っていて臭いなーと思ったことは一度もありません(クエン酸洗浄後以外は)。臭いが発生しないような仕組みなんでしょうね。
まとめ
加湿器ってどのタイプも一長一短ありますね。象印の加熱式がお手入れ簡単との口コミをよく読みますが、我が家には3歳の男の子がいるので熱湯が入っているのはちょっと心配です。
パナソニックの気化式加湿器も使用したことがありますが、これは音が大きすぎてとても気になりました。15年前の話なので、現在は静かかもしれません。お手入れはダイニチのハイブリッド式加湿器よりも簡単でした。
ダイニチの加湿器はお手入れが大変!と書いてきましたが、逆にいうと「お手入れさえすれば使い続けられる」わけです。以前使用していた加湿器は、どう掃除してもピンクぬめりの発生が抑えられず、結局捨てることになりました。フィルターがない加湿器だったので、本体のほうに汚れが溜まってしまうタイプだったんですね。
フィルター掃除は大変ですが、こればっかりは加湿器を使ううえで避けて通れないですし、フィルター掃除さえすれば本体は大丈夫なので、これからも頑張って掃除していこうと思います!