スライドレール付きの引き出しがあるチェスト(服を収納する棚)をDIYで自作しました。
チェストなんて買えばいいのに~!って思われるかもしれませんが、シャビーでフレンチな雰囲気のチェストで、なおかつ引き出しがスライドレールって売ってないんですよぉ~!(>_<)
ブランディボワールみたいな本物フレンチのチェストって素敵なんですけどねぇ~・・・。
うちにも1台ありますが、たしかに見た目は素敵なんだけど、引き出しが開けずらいんですよ。
引き出しが重くて、引き出すときにガガガ・・って音がするし、引き出しが落ちてきそうで全部引き出せないし。。。
毎日の下着やタオルを入れるのに開けずらいチェストほど使いにくいものはないです。。
でも、見た目を諦めるのは嫌・・・┐(´д`)┌
そんなわけで手作りすることになりました^^v
スライドレールって便利じゃないですか?
少しの力でスルスル動くし、引き出しを出し過ぎても落ちてこないし。^^
ただ、取り付けたことがなかったのでうまくいくか不安だったのですが、取り付け方を工夫したらぴったりサイズで引き出しを取り付けることができました!
初心者DIYのみなさんでもこの方法だったらきっとうまくいく!と思うので、ぜひチャレンジしてみてください。
1. チェストの大枠を作る
まず、チェストの天板になる木材に両側の木材をビス(ネジ)留めします。(天板からビス留めしちゃってます。なるべくビスを木材にねじ込むようにして、穴を木工パテで埋めてヤスリで平らにしてペンキを塗れば平らな天板に変身します!)
中央の板も天板からビス留めします。
赤の①②③はのちほどモールディングを取り付けるための土台です。
こちらも側板や天板にビス留めしています。
2. スライドレールを取り付ける
うちで使用したスライドレールは『ハーフェレ スライドレール FL35ボールベアリング3段引 脱着タイプ レール長さ 350mm』です。
35㎝も引き出せるのでかなり大きな引き出しでもOK!
しかも、耐荷重が35kgもあるので、重い木材を使用したDIYにもぴったりです。
いよいよスライドレールの取り付け方です。(↑裏側から撮影しています)
おそらくプロの家具職人の方は引き出しを作ってから、スライドレールに嵌め込むという方法を取られるのでしょうが、わたしは初心者なので、引き出しをぴったりサイズに作れる自信がなかったため、スライドレールを取り付けてから、そのスライドレールに合わせて引き出しを作るという逆の方法を取りました。
写真↑のように、まずモールディング用の木材に引き出しが邪魔されないようかさ上げし①、それからスライドレールを取り付け②、引き出しの側板にスライドレールの反対側を取り付けて嵌め込み③、それから前板を側板に(前板側から)ビス留めして固定しました。
モールディング用の木材がない中央部はかさ上げの木材はなしで、直接スライドレールを中央の木材に取り付けています。
こうすれば引き出しの幅とスライドレールの幅が合わなくて引き出しを入れられない~!っていう困った状態にはならないんですよ~^^
同じように残り3つのスライドレールも取り付けます。
3. 引き出しを完成させる
引き出しの後ろ側に板を取り付けます。(↓裏側から撮影しています)
次に引き出しの底板を取り付けます。(↓底側から撮影しています)
底板はすのこ状にしてみました。
衣類を入れるので通気をよくしたい・・という主人のこだわりです(靴下とか落ちるんだけど・・^^;)
4. モールディングで装飾してペンキを塗る
あとは、いつものフレンチ家具作りと同じで、モールディングでひたすらデコラティブにします。
モールディングは『みはしショップ』さんで購入したり、トリマーで木材を削ったりして作っています。
フレンチ家具っぽく仕上げるには、脚の部分をしっかりした土台風にするとカッコよくしあがりますよ ↓
使用しているトリマービットは『SK11 ギンサジ面ビット SRB-19』
お安いトリマービットで一番装飾性が高いのがこのビットなんですよ~。
小さいビットもいろいろと買いそろえましたが、結局これが一番お気に入りで頻繁に使っています。
大きいビットなので木くずは半端ないですが・・・(´ω`;)
最後に、ペンキを塗って、取っ手を取り付けて完成です!
ちなみに、このチェストは主人の着替え部屋に置かれていて、全体はこうなってます↓
チェストにハンガーラックを合体させています。
注意
このチェスト、裏板を取り付けなかったため、引き出しを全部出すと前に倒れてきます(汗)引き出しが重いせいもあるかもしれません。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、倒れてこないように壁に固定したほうがいいと思います。我が家でも壁にL字金具で固定しています。