海外のキッチンボードを参考にして、大きな収納棚を作りました。
すべて木材からDIYで制作しています。
2015年から3年間の海外赴任が決まり、しばらくはDIYもお預けかな・・と思っていたのですが、借りたアパートが家具なしだったので、日本から持ってきた荷物はこんな感じに出しっぱなしで・・・↓
プラスチックケース、布を収納した白い箱、DIY工具類、ミシンなど・・・これらを収納する場所が欲しい・・・ついでに殺風景な部屋に彩りを加えられるような飾り棚も欲しい!ということで、DIYで棚を作ることにしました。
どうせ作るなら収納力のある棚を!ということで、サイズはなんと幅270cm、奥行き55cm、高さ210cmです。
日本だとこのサイズの棚が置ける部屋ってなかなかないと思いますが、ヨーロッパのリビングは広いので、なんだか小さく感じます。
使用した工具は、電動ドライバ、トリマー、のこぎりです。
木材はあらかじめホームセンターでカットしてもらいました。
日本でも有料ですがカットしてもらえるので是非カットサービスを使ってくださいね。
また、今回のDIYでは、3年間しか使用予定のない棚ですので、できる限り木材をケチりました。
下段には床がありません(笑)
ケチケチDIYですが、作り方をまとめますので、参考にしていただければと思います^^
1. 下段の枠を作る
日本で棚を作ったときは集成材(板材)を使って贅沢に(というか簡単に^^;)仕上げてましたが、ヨーロッパには集成材の種類が少ないので、木材でフレームを作ってから、その周りに板を打ち付けるという方法を取ることにしました。
↓ 下段のフレームができたところです。
↓ 下段の天板を乗せました。6mm厚のボードを使用しています。
どうやって天板を乗せているかというと、↓のようにボードを支える木材をフレームに取り付けて、その上に乗っけてるだけです。
2. 扉と壁を作る
フレームの周りに取り付ける壁と扉を作ります。
3. モールディングで装飾をつける
フレンチテイストにするためにモールディングを隠し釘で取り付けました。
隠し釘の前にボンドで固定しておくと、隠し釘が打ちやすくなります。
フレームの下側にもモールディングを取り付けました。
ヨーロッパのホームセンターにはモールディングが豊富にそろっていました。
モールディング(廻縁)ってそもそもヨーロッパ発祥ですもんね。
4. 上段の枠を作る
下段のときと同じようにフレームを作ります。
↓写真は試しに上段フレームを乗せてみたところです。
この時点ではまだ固定していません。
↓のような装飾をほどこした板を何枚か用意して・・・
上段フレームの周りに固定します。
背面はボードを打ち付けただけです。
センターに飾り棚用の板を取り付けました。
この時点で取り付けないと、設計上、あとで入れることが不可能でした。
上部にはモールディングもつけています。
これまた、この時点では上下段は固定していません。
試しに乗せてみただけです。
5. フレンチ風にペンキを塗る
グレー ⇒ ブラウン ⇒ ピンク ⇒ ホワイト と塗り重ね、佐藤貴予美さん風なシャビーシックなペイントを目指す予定が・・・
グレーの時点で妊娠が発覚し、ペンキ作業は止めたほうがいいかな・・と思って、グレー ⇒いきなりホワイトで適当シャビーになっちゃいました。。。
いつか塗り替えたい・・・と思いつつ、でもすぐ日本に帰るしな・・・と思うと、面倒でそのままに・・・(笑)
6. 枠の裏から装飾した壁を取り付け、扉もつける
突然ですが、どーーーん ! できあがり!!
すみません。。。途中経過の写真がありませんでした。。。(笑)
下段の扉には、掘り込み不要の蝶番を使用しました。
日本で使っていたものと同じものがヨーロッパにも売ってました!
写真では、4枚の扉しか写ってませんが、下段の左側面にも扉があって、そこからプラスチックケースの引き出しを開けることができるようになっています。
下段の右側面と前側の一番左はただの壁で開けることはできません。
上段はペンキを塗って、サイドの壁を取り付けてから下段の上に持ち上げました。
これがものすごーく重くて、主人とふたりで火事場のバカ力で持ち上げました。
みなさんも大きな家具を作るときは重さに気をつけましょう・・・。
上下段の固定は、裏から余ったボードをネジ打ちしました。
強度が心配でしたが、重すぎてビクともしません(笑)
地震のない国なので、倒れてくるような心配なさそうです。
さて、気になる費用は・・・およそ8万円でした。
このサイズの家具なら仕方ないかな・・と思いつつ、もっとうまく設計を考えれば、もっと安くできるような気がするんですよね・・・。
DIYって奥が深いです!