玄関階段サイドの塗り壁をDIYで補修しました!作業日数 2日、費用 約15000円。3歳幼児の面倒をみながら、夫婦ふたりでなんとか仕上げました。
仕上がりは、思いの外きれい・・・自画自賛ですが、素人にしては(初めてにしては)うまくできたと思います。そして、達成感はプライスレス・・(笑)。
玄関周りの外構に塗り壁を採用されてるお宅って多いと思います。汚れやひび割れが気になってきたな〜という方のために、簡単に塗り壁メンテナンス方法をご紹介します。
DIY補修前の我が家の状態
塗り壁のリフォーム塗り替え前は↓写真のようでした。
玄関までの階段部分はタイルですが、サイドはコンクリートブロックを積み上げ、その上にモルタルを塗って、さらに仕上げ材(ユニソンカベックス UK35)を塗り、ブラシ仕上げ(うっすら横線)をしてもらっています。
入居時、外構屋さんが仕上げてくれた塗り壁は輝く黄色でそれはそれはキレイでした。塗り壁はそのうち汚れが目立つようになると聞いていたので、あまり汚れが蓄積しないように、コテ仕上げは軽めに、ブラシでさ〜っとなぞるぐらいの仕上げにしてもらっていました。
それでも、3年ほど経つと汚れが目立つようになり、5年経つとメンテナンスの必要性を感じ・・・8年も経つとコンクリートブロックの目地跡が浮き出てきて、絶対的に塗り替えが必要となってきました。
とくに、上面(手すりの縦棒がささってるところ)は汚れがたまりやすく、元の黄色の面影なく、グレーなドロドロ状態です・・・。ヒビも入ってます。
玄関階段の手すりはセキスイハイムにお願いしたので、本来ならメンテナンスはセキスイファミエスにお願いしたらいいと思うのですが、こ〜〜んな小さな面積をちょちょっと塗るぐらい自分にもできるような気がする〜とDIY精神がムクムクと・・・。
そこで、ネットで勉強して、自分で塗り壁の塗り替えをやってみることにしました。
塗り壁リフォームに使用した塗料
今回、玄関外壁の塗り替えには「ジョリパットフレッシュ」という塗料を使用しました。カラーは2015という赤みよりの白です。
ジョリパットフレッシュとは、塗り壁ジョリパットの塗り替え専用の塗料です。ジョリパットって家の外壁にもよく使用されている人気の塗り壁材です。ジョリパットフレッシュは、ジョリパットで仕上げられている壁のうえに塗ることで、元の仕上げ(コテ仕上げとか、ブラシ仕上げとか)の風合いをそのままに、表面をキレイにするために使用されます。
我が家の塗り壁はジョリパットではなくカベックスなんですが、どちらも同じような壁材だし、ジョリパットフレッシュなら素人にも塗れそうだと判断して、一か八かでやってみることにしました。
結果的には、問題なくカベックスのうえにジョリパットフレッシュを塗ることができました。
ジョリパットフレッシュは、小さな砂(繊維?)が入っていて、かなりドロっとしています。普通の水性ペンキよりも粘性があり、乾いて固まったものをひっぱってみると少し伸びます。ちょっと古くなったガムみたい。この伸びる性質が、外壁のひび割れを防止してくれるんでしょうね。
ローラーで簡単に施工できる改修用塗材。
ジョリパットフレッシュは、古くなったジョリパットの上からローラーで簡単に施工できます。
ジョリパットフレッシュの塗り方
それでは、簡単にジョリパットフレッシュを説明します。
1. 塗り壁の清掃
まず最初に塗り壁の掃除をします。
外構に塗り壁を採用されてる家って多いと思うのですが、みなさんどうやって掃除されてるのでしょう・・?わたしがやってみた掃除方法としては、
1. ケルヒャー(高圧洗浄)
これ絶対にダメ!!高圧すぎて塗り壁が吹き飛びました(笑)。(水の圧力を弱めればいいのかな・・??)
2. 話題のオキシクリーン
これまた全然ダメ。オキシクリーンの溶け残りがあちこちで固まってしまって、きれいになるどころか掃除が増えました・・。しっかりお湯で溶かしたうえで漬け置きしたらいいのかもしれないけど、壁につけ置きって難しいと思う・・。
3. キッチン中性洗剤+ブラシ
結局、これが一番よかった。。普通が一番ですね!
ただし、いくらこすってもやっぱりピカピカにはなりません。ブラシでこすりすぎると塗り壁が削れて取れてしまいます。どうせペンキを塗ってしまえば汚れがわからなくなるので、ここは大きなゴミを取り除くぐらいの軽い掃除でOKです。
2. ひび割れの補修
次は、ひび割れの補修をします。ネットで勉強した感じだと、ヒビの周りをカッターで少し削ってシーラントを入れるといいということだったので、「セメダイン 外壁用 ひび割れシール 120ml ホワイト SX-012」を使ってヒビを埋めてみました。
あとで気づいたのは、素人がシーラントを平らに塗るのは難しいということ。カッターで削ったりせず、ただヒビを埋めるだけにしておいたほうが仕上がりがきれいでした。
ここまでで1日目終了です。
3. 養生
塗料があちこち飛び散らないように養生します。テープとシートが一体になった「マスカーテープ」が便利でした。手すり部分には普通のマスキングテープを使用しています。マスキングテープは、風でシートが飛ばされないようにも使用したので、多めに用意しておいたほうがいいです。
我が家は強風地域なので、マスキングテープだけではシートを留めきれず、石も使いました。
4. シーラーを塗る
次に、「ジョリパット専用のシーラー」を塗りました。塗った感じは透明だし、必要かどうかはわからないのですが、素人なのでないよりはあったほうがいいかと・・・。
ローラーとハケを使ってペタペタ塗って30分ぐらいの作業でした。塗り壁に吸収されて、乾くと透明なのでどこを塗ったかわからないぐらいですが、素人としては塗料を塗る練習になってよかったです。
5. ジョリパットフレッシュを塗る
次に本番のジョリパットフレッシュの出番です。
缶を開けると袋に塗料が入っています。かなりドロっとしています。いらないコップを使って、ローラーのトレイに入れました。塗りにくかったので少し水を足して割り箸でぐるぐる混ぜました。
ローラーでは塗りにくい場所は、ハケで塗りました。いらないプラスチックトレイを使うと複数人で作業できて便利です。
予定では3度塗りするつもりだったのですが、翌日の天気が雨に変わってしまったので、大慌てで2度塗りまで済ませ、2日目にして完成しました!
ちなみに・・・
シーラーもジョリパットフレッシュもものすごーく余りました。。これから少しずつ新聞紙に塗ったりして処分していきます・・・。
費用
ジョリパットフレッシュのDIY、かかった費用は約15,000円。いや、たぶんこんなにかかってないぐらいです。外構屋さんにお願いしたらいくらになったんでしょうね・・・。15,000円より安かったりして(笑)
まとめ
今回初めて塗り壁のメンテナンスをしてみて、ジョリパットフレッシュの塗り替えなら素人でもできる!と感じました。
ただ、もちろん仕上げの綺麗さでいえば、プロにはかないませんね。とくにヒビが入っているところの補修は難しく、そのうえにペンキを塗っても、シーラントの跡がうっすらと盛り上がっているのがわかります。外構屋さんにお願いした場合はクレームの対象になるかもしれません。
でも、そこは「素人DIYで、自分でやった!2日できれいにできた!!」という思いがあるので、多少の凸凹は気になりません。
完璧にキレイに仕上げたい!という方はプロにお願いしたほうがいいと思いますが、「ほんの少しの場所だし、自分で塗ってみるかな〜」という方はぜひチャレンジしてみてください♪
今回もうひとつ感じたのは、塗り壁のメンテナンスは絶対に必要!ということです。もしメンテナンスを減らしたいと思っているのなら、外構であっても塗り壁を選んではダメだなーと思いました。タイルとかレンガがやっぱりメンテナンスフリーだし、化粧ブロック(シャモティーとか)でもいいかもしれません。
塗り壁にする場合は、5年〜10年で塗り替えが必要だと思います。我が家もまた8年後にもう一度塗ろうと思います。そのときはもう少し赤みがかった色にしようと思っています。(今回は少し白すぎた!)
ローラーで簡単に施工できる改修用塗材。
ジョリパットフレッシュは、古くなったジョリパットの上からローラーで簡単に施工できます。